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【ギター】クラシックギターを買う(1)

  • 2013.04.30 Tuesday 23:48
 「ですます調」から「である調」にまた切り替えてみる。



 さて、先日アコースティックギターを買ったことを書いた。スティール弦が張られているいわゆる「フォークギター」である。仕事の合間や家人が寝静まった夜に持ち出してポロンポロン(というかチャランチャラン)とほぼ毎日練習しているものの、まだまだ覚束ない。



 それでもサキソフォンを長年やってきたこともあって、「反復練習による行為の身体化」しか上達の道がないことは理解しているつもりなので、腱鞘炎にならない程度に、途切れ途切れでも繰り返しトライするようにはしている。中学生のときに初めてギターを買ってもらった時にはそういう知識(と知識を入手する手段)がなかったからすぐに挫折してしまったが、それから何十年か生きてきた中で智恵だけは付いてきた。あとは技術である。尤も加齢とともに上達カーブは限りなく緩やかになっているなので、習得にはかなりの時間がかかりそうだが。



 ギターの練習を始めてあらためて判ったのは、「神田川」のようなフォークソングの弾き語りがしたいわけでもないし、エレキへの道へ進みたいわけでもないし、ゆずとか押尾コータローになりたいわけでもないし、美しい村治佳織さんのようにクラシカルな曲を美しく弾きたいわけでもないし、パコ・デ・ルシア御大のようなフラメンコギターを目指したいわけでもない、ということだ。



 弾きたい曲のイメージもなしに始めたのか?と問われればそうです、としか答えようがない。写真の初心者が何を撮っていいか判らないまま、カメラは何を買えばいいでしょうか?と相談するのと似たようなものである。



 youtubeであれやこれやギターの演奏を聴いているうちに、「なんちゃって」でもいいから、ボサノバギターの道を目指したくなってきた。というか心の中ではずっと想っていたのである。ただしボサノバではmajor7を主体にテンションコードが多用されるので、上手な人の演奏を聴いているぶんには気持ちはいいが、自分で弾くとなると難易度はとても高い。それでも何年か練習すればなんちゃってぐらいは弾けるようになるだろう、と勝手に目論んでいる。



 ところがボサノバギターを目指すには問題がひとつある。ボサノバで使われるギターはスティール弦ではなくナイロン弦(ガット弦)が張られたいわゆる「クラシックギター」だ。フォークギターで弾いて弾けなくもないが、ポロンポロンというナイロン弦独特の音はスティール弦からは出てこない。喩えが適切かどうか判らないがネガフィルムとポジフィルムとの違いのようなものだ。



 実のところ最初からナイロン弦ギターを買おうかと考えたこともあるのだけれども、中学生のときに初めて買ってもらったギターが安物のナイロン弦ギターで、弦高が高かったのかとても弾きにくかったイメージばかりが頭に残っていて、それでまずはスティール弦を買ってしまったというわけ。



 スティール弦にはスティール弦の良さがあるので損をしたとか遠回りをしたとはまったく思っていないが、ボサノバをちょっと齧ろうと思うとどうしてもナイロン弦ギターが(も)欲しくなってくる。しかも一度欲しくなると後には引けない性格だから困ってしまう。



 というわけで続く・・・



 ジョビン御大とトッキーニョ先生のWave。ギターイントロはDm-G/Dをメロディアスに繰り返すとても印象的なフレーズ。



【雑記】LED照明に替えてみた(長文)

  • 2013.04.29 Monday 16:53
 息子の部屋の天井蛍光管がだいぶ暗くなってきたので、思い切ってLED照明に付け替えてみました。我が家として初のLED照明です。



 さて、もともとの蛍光灯器具は40W+30W。同等の明るさを得るには、果たしてどのぐらいの明るさのLEDシーリングライトを選べばいいのでしょうか?



 円形蛍光管(サークライン)のルーメン(lm)値を調べてみると、40Wが約2680ルーメン、30Wが約1600ルーメンらしいので、40W+30Wの蛍光管(≠照明器具)の全光束は4280ルーメンということになります。



 インターネットの一部には、「蛍光灯照明器具をLEDに置き換えるなら、蛍光管の合計ルーメン数以上の光束値を選ぶ必要がある」などと書かれていますが、これは明らかに間違い。



 というのも、蛍光管の光束すべてが手元の明るさにはなるわけはなく、管の上半分から出る光は照明器具の天板に反射してから届きますし、さらに蛍光管全体をセードが覆っていますから、実質はかなり低くなるはず。しかし蛍光灯器具としての実効ルーメン値の情報は結局見当たりませんでした。



 ヨドバシの店員に訊いてみたところ、LEDシーリングライトのメーカーが推奨している畳数よりもひとつ上の明るさを勧めているとのこと。つまり6畳につけるのであれば、8畳用を買えということです。推測するに、畳数の指定どおりに買ったお客から「LEDにしたら暗くなった」とクレームが来ているのかもしれません。



 息子に割り当てている部屋は6畳ですが、壁も天井もダークブラウン(木目)なので、あまり光が回りません。それもあって、リモコンが使いやすく、カタログ上で唯一演色性(平均Ra85)も訴求していて、店頭で見る限り色も自然なパナソニックの中から、8畳用のHH-LC563Aを選びました。ちなみに、グリーン被りの顕著な照明器具(某社)もあるので、メーカーや製品選びは注意してください。パナは全体に安定しているように思います。



 HH-LC536Aのカタログ上の明るさは3800ルーメンです。この値はLED単体の光束ではなく照明器具としての光束なので、サークライン単体の光束の合計より小さくても問題ありません。なお、電球/電球型蛍光灯をLED電球に置き換えるときは、ルーメン数で直接比較する必要があります。



 さて、まず蛍光灯器具での明るさを測ってみると、40W+30Wの少しくたびれた蛍光管がついた状態で、腰の高さで7.3EV(ISO 400)と出ました。蛍光管を新品にすれば経験値として0.5EVほど上がるはずなので、7.8EVぐらいでしょうか。





 一方、HH-LC536Aの「全灯」での明るさは8.7EV(ISO 400)。ありゃりゃ、想定よりも明るかったようです。ちなみに、6畳用として売られているHH-LC463Aは2800ルーメンなので、もしかしたら6畳用でも十分だったかも。まぁ勉強するには明るいほうがいいのと、リモコンで調光できますから問題はありませんが。





 ついでなんで、カラーチャートも撮ってみました。1枚目はホワイトバランスを5200°Kに設定して撮影してそのままRAW現像。2枚目はグレー部分をピッカーで拾って、ほぼニュートラルにしてからRAW現像(Capture One)したものです。厳密なテストではないので、あくまで参考として(ピンボケですみません)。









 消費電力は、従来の蛍光灯器具が安定器の損失も加味するとおそらく80Wぐらい。一方のHH-LC563Aは47W。半減とまではいきませんが、30Wほど削減となりました。明るくなったおかげできっと勉強も捗る!?





【写真】平河町〜半蔵門

  • 2013.04.27 Saturday 13:05
 昨日はめまいが出てから初めての打ち合わせ。おじぎをして下を向いたときにフラっとこないかと心配していましたが、大丈夫でした。



 平河町にある某有名出版社で打ち合わせののち、半蔵門の日本写真家協会へ。チョロスナも久しぶりです。

























LEICA M9-P + SUMMICRON f2/50mm (1st)

【雑記】めまいのその後

  • 2013.04.26 Friday 02:42
 先週月曜日に発症しためまい症ですが、今のところ順調に軽くなっています。まだ頭を斜め下に向けたりすると地球が少しばかり回りますが、当初のような不快な感じや、立っていられなくなるほどのふらつきはなくなってきました。



 しばらく運転を控えてきましたが、昨日は平塚を無事に往復。今日は電車にも乗車。ホームで倒れたりしませんでした(笑)。さすがに運動とお酒は控えてますけどね。



 原因がイマイチ判らないので、なにかのトリガーで再発してしまうのではないかという不安は残るのですが、このまま落ち着いてくれることを願っています。



 ということで、とりあえずですが大丈夫そうです。どうもご心配をおかけしました。





【雑記】めまい症

  • 2013.04.17 Wednesday 23:22
 月曜の朝からめまいを発症しております。



 バロン澤こと澤 穂希選手が一時期患った「良性発作性頭位めまい症」のような感じで、下を向くと世界が回って立っていられなくなり、寝ているときも寝返りをうつと世界が回ってしまう、というような症状です。



 気にしたことなどありませんでしたが、日常生活で下を向く動作は意外に多いんですね。パンツを履くとき、靴を履くとき、歯を磨くとき、顔を洗うとき、トイレに行ったとき、何かを拾うとき・・・そんな動作のたびにフラフラっと来てしまうのですから、危なっかしくてしょうがありません。



 歩いているときやテレビを観ているときも、なんとなくフワーと空中を浮遊しているような感じ。



 数日経っても収まらないので耳鼻科で診てもらったら、聴覚には異常はないのでメニエルではなくて自律神経の問題でしょうとの診断。「澤さんの良性発作性頭位めまい症とは違うんですか?」と訊いたのですが、早口でぼそぼそしゃべる医者で(病院選び失敗)、よく聞き取れませんでしたが、良性発作性頭位めまい症と診断するにはもっと検査が必要だ云々と言っていたようないないような。



 取材(外出)が立て込んでない時期だったのが不幸中の幸いでしょうか。



 とりあえず薬を服用しながら様子を見るしかないようですが、早く収まってくれないとランニングもフットサルもできません(しくしく)。

【ギター】アコギ練習中

  • 2013.04.14 Sunday 22:16
 息子にでも買ってやるかとアコギを探し始めたものの、なぜか自分が欲しくなってしまい(弾けないのに)、どうせ買うならちょっといいやつがいいよね、と予算がエスカレート。なんだかミイラ取りがミイラに。



 ということで35年ぶりぐらいにマイギターを手にしております。









スプルース単板トップに、バックとサイドは今や貴重となっているハカランダ(合板)という、K.ヤイリのカタログには載っていないモデルの中古です。



 昔の教則本って、ドレミファソラシドの音階の次にいきなりコードがきて、しかもCの次あたりでいきなりF(セーハ)が登場し、好きでもないのになぜかビートルズの曲しか掲載されていなくて、結局なにをどう練習すればいいのか判らないまま挫折への道を辿るというのがおそらくは定番パターンだったように思います。



 今はインターネットでいろいろと情報が得られますし、youtubeを探せば弾き方が映像で観られる。適法かどうか不明ですがヒット曲の楽譜やコード譜も簡単に見つかる。本当に便利な時代になりました。



 まずは指先が角質化するまでちょっとずつ頑張ってみます。

【写真】新馬場〜天王洲アイル(最後)

  • 2013.04.07 Sunday 13:23
 天王洲アイルでの取材も金曜でひと段落。2社の案件で延べ4回ほど通いました。

【写真】目黒川の桜が見頃(新馬場〜)

【写真】新馬場〜天王洲アイル

































LEICA M9-P + SUMMICRON f2/50mm (1st)



 「猛烈低気圧」なる発達性低気圧が日本を通過して、昨日午後は大雨で今日は強風。変な天気の日が増えています。くわばらくわばら

【サッカー】前田アナの手紙

  • 2013.04.01 Monday 23:12
 テレビ朝日の前田有紀アナウンサーが海外留学を目指して退職を決意し、昨晩の「やべっちF.C.」が最後の仕事になりました。彼女も入社して丸10年だそうですから、自分がフリーになったそのときから「やべっちF.C.」を担当していたことになります(もっと前からのような印象がありますが)。



 昨晩は番組の最後に前田アナが手紙を朗読。サッカーに対する彼女なりの愛情がひしひしと感じられるのでテキストとして残しておきます。動画はもしかしたら(テレ朝が削除要請していなければ)youtubeで見つかるかもしれません。



前田アナからの手紙

今日はこの場をお借りして、サッカーファンの皆さんに想いをお伝えさせていただきます。



入社六日目から担当した「やべっちF.C.」。選手の名前もチーム名も何も知らず、ゼロからのスタートでした。スタッフから、最初はサポーター席で観たほうがいいよと言われ、初めてのJリーグは客席で観戦しました。応援の盛り上がりに最初は圧倒されましたが、すぐにどんどん引き込まれていきました。ゴールが入った瞬間には、思わず隣のサポーターのかたとハイタッチをしたのをよく覚えています。



そんな私がサッカーの面白さを実感したのは全日本ユース選手権でのことでした。プロの選手に比べ身体も小さい高校生の試合でしたが、選手たちが身体を投げ出してボールを全力で追いかける姿を見て、手に汗を握って応援している自分がいました。どんな試合でも、それぞれの場所で、それぞれのドラマや戦いがある。そんなサッカーの魅力を高校生たちが教えてくれました。



それから私は取材を通してさまざまな方々と出会い、本当にいろいろなことを勉強させていただきました。みなさんの一言ひとことが新しい発見でした。



そして、一番感謝を伝えたいのはサポーターの皆さんです。日本中どこのスタジアムに行っても、いつも暖かい声を掛けてもらいました。番組で退社をお伝えしたあと取材に行くと、前田ちゃんこれからも頑張れ、今までお疲れ様、と、たくさんの人が手を振ってくれました。皆さんの優しさが嬉しくて、暖かさが心に染みて、泣くのを必死に我慢しました。私は日本のサポーターの方々を心から尊敬しています。仕事や家庭、それぞれの毎日でやらなければいけないことがたくさんある中で、何かを心から愛せること、誰かを応援できることは、すごい力だと思います。サポーターの皆さんに出会って、人としての強さを学びました。



二十二歳のころ、何も判らず、何も出来ず、ただ不安で自分に自信がもてなかった私は、サッカーを通じて、生き方や考え方を大きく広げることができました。いつも前向きでいること。夢を大きく持つこと。人を思いやること。常に挑戦すること。サッカーが全部教えてくれました。



私がそうだったように、これから一人でも多くの人がサッカーに出会って、今よりもっと楽しい人生を送れることを心から願っています。みなさん、今まで、本当にありがとうございました。




Jリーグの大東チェアマンからの卒業証書

卒業証書

前田有紀どの

あなたはテレビ朝日入社から今日まで、「やべっちF.C.」のアナウンサーとして、Jリーグ、そして日本サッカー界の発展に多大なる貢献をされました。



多忙な中でもスタジアムに足を運び、多くの選手たちと信頼関係を築いてきた姿は、サッカーファンの心に深く刻まれています。



明るく輝く笑顔でサッカーの魅力を多くの人に届けてくれたことを心から感謝し、ここにその功績を讃えます。そして、前田さんの新しい未来へキックオフ!



Jリーグチェアマン

大東 和美




そして、前田アナ自らによる、はーいやべっち

はーいやべっち、前田有紀です。

矢部さん、入社から十年間、本当にありがとうございました。アナウンサーになって、悩むこととか、不安になることとか、つらかったこと、いっぱいあったんですけど、矢部さんがおっしゃってくれた「前田は前田らしくやらないとつまらないよ」という言葉が本当にいつも励みで心の支えになっていました。今日は矢部さんの結婚の明るいニュースがあって、すごく幸せに包まれた雰囲気の中で番組を卒業してテレビ朝日を退社できることを本当に嬉しく思っています。これからは視聴者として、サッカーと「やべっちF.C.」を応援していきますので、本当にありがとうございました。




「やべっちF.C. ブログ」にも長文が認められていました。

視聴者のみなさん、サッカーに関わる全てのみなさんへ



気づきませんでしたが、開幕戦で日産にも来ていたんですね。

2013Jリーグ開幕



 ちやほやされがちな女子アナを10年も務めながら、最後まで垢抜けることなく育ちのいい朴訥なお嬢様で在り続けた前田アナ(元)の新たなチャレンジと門出に、エールを送りたいと思います。

【雑記】丸10年

  • 2013.04.01 Monday 12:57
 今日でフリーになって丸10年が経過しました。いろいろと支えていただいた皆さんに只々感謝感謝です。



 なにごとも10年やってようやく一人前、などと言われますが、たとえ一人前になっても仕事の保障がないのがフリーのつらいところ。しかも取り巻く状況は厳しさを増すばかりですし変化も早い。自分が感じる・考える以上のスピードで変化・進化している世の中にどれだけ喰らい付いていけるかが一層重要になっている気がします。



 あと何年仕事をさせてもらえるか判りませんが、11年目もばりばり頑張りますので、どうか仕事も遊びも引き続きご贔屓に。





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