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20201008 自動車産業のトレンド

  • 2020.10.08 Thursday 15:42
こんにちは、フリーライター&カメラマンの関です。

先日のことですが、自動車産業のトレンドや今後の行く末について、大手コンサルティングファームのコンサルタントのかたにリモート取材する機会がありました。

自動車産業では、少し前から、Connected(コネクテッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared & Service(シェアリング/サービス化)、Electric(電動化)の頭文字を取った「CASE」がメガトレンドを表すキーワードとして使われています。

ちなみに「CASE」は、ドイツのダイムラー社が、2016年9月にパリで開かれたモーターショーで、中長期戦略として掲げた言葉だそうです。

「CASE」はダイムラー発の言葉ですが、自動車業界が直面している四つのトレンドを上手に表現していることから、その後は業界全体の共通認識になりました。

自動車メーカーやサプライヤーは「CASE」の実現や高度化を目指して技術開発を進めていかねばならず、投資負担や開発負担がさらに増していると言われています。

そんな折に新型コロナウイルス感染症が発生し、自動車業界も大きな影響を受けています。一般社団法人 日本自動車販売協議会の公表データによると、国内での新車登録台数は前年比でおよそ20%ほどダウン。世界市場は調べていませんが、同じ傾向にあることは間違いないでしょう。

トヨタ自動車が2017年11月から(※)「自動車業界は100年に一度の大変革の時代に直面している」という表現を使い始めたことで、この言葉も「CASE」に並んで広く使われるようになっていますが、新型コロナによる世界的な混乱により、まさに100年に一度の変革期となっているのが現在の状況といえそうです。

※:初出時期は違うかもしれません

取材では、こうしたトレンドのほか、メーカーやサプライヤーが取り組むべき戦略、新型コロナ下での今後の見通しなどについてご教示いただきました。

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