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20190925 組込みLinux

  • 2019.09.25 Wednesday 10:37
こんにちは、フリーライター&カメラマンの関です。

昨日は組込みLinuxに関する取材でした。

Linuxはサーバーに使われるOSとして知られていますが、産業機器、デジタル家電、自動車(主にインフォテイメント)、携帯電話などにも多数使われていて、それらは組込みLinux(embedded Linux)と総称されています。

ちなみにLinuxが開発者であるLinus Torvalds氏によって初めてリリースされたのは1991年で、日本でぽつぽつと名前を聞くようになったのは90年代後半だったと思います。

当初は、オープンソースは安全なのか?、第三者の特許を侵害していたら誰が責任を取るのか?、GPLというライセンスはどう解釈すればいいのか?、動作保証はどうすればいいのか?、自分たちのUnix製品と競合してしまうのではないか?、個人が開発したようなOSをうちの製品に載せてお客に提供できるのか?、といった議論が喧々囂々と交わされるなど、サーバー製品を扱っていた日本の大手メーカーはLinuxに対してとても否定的かつ及び腰でした。

長年に亘ってメインフレームやオフコン(オフィスコンピュータ)を手掛けてきて、OSのアーキテクチャや信頼性については一家言を持つエンジニア出身のメーカーの幹部からすれば、Linuxは「どこの馬の骨とも分からないOS」にしか過ぎませんでした。

ところが2000年を過ぎた頃、日本でもインターネット接続が当たり前になって、その結果、ウェブサーバーやメールサーバーの需要が急増。すべてをUnixサーバーで構成していたのでは費用が高くなってしまうため、安いホワイトボックス・サーバーにRed HatなどのLinuxを組み合わせてコストを抑えようという動きが、インターネット・プロバイダやホスティング事業者を中心に起こりました。

Linuxマーケットが大きくなるに連れてさすがに日本のメーカーも看過できなくなり、保証はしないが確認はしたことを意味する「動作検証済み」という微妙な表現で、Linuxを担ぐようになっていったと記憶しています。

そんなLinuxの歴史を振り返りながら、組込みLinux業界の最前線に立ってきた人たちから、Linuxが組込み分野にどう普及していったか、2000年代から今にかけて組み込み市場にどんな変化があったのか、これからはどういった要件が求められるようになっていくのか、といったなかなか濃い話が伺えたと思います。僕自身も大変に勉強になりました。

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(写真は記事内容とは関係ありません)

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